# Mail

問い合わせフォーム自動振り分けシステム

200人全員のメールボックスに届いていた営業メールを、構造ごと消去した。

削減対象人数 200人
開発期間 5Days
開発費用 ¥70,000

01_BACKGROUND

コーポレートサイトの問い合わせフォームに入力があると、メールがほぼ全社員に届く仕組みになっていた。本来の問い合わせであれば担当者が対応し、必要に応じて転送する。しかし近年、営業目的でフォームを使うケースが横行しており、届くたびに社員が中身を確認し、営業メールならゴミ箱へ、問い合わせなら担当者へ——その判断と処理を、200人の社員それぞれが繰り返していた。仕事は回っていた。問題とは、誰も呼んでいなかった。

200人全員が、誰かがやらなければならない仕事だと信じて疑わなかった。
仕事は回っている。だから、これは問題ではないと、200人全員が思っていた。

「特に問題なく仕事は回っている」——それがこの状況を放置し続けた理由のすべてだった。誰も改善を提案せず、誰も工数として計上せず、気が利く社員が当たり前のように本来の業務の手を止めながらメールを確認し続けていた。問題として認識されていなかったこと自体が、唯一の阻害要因だった。あるマネージャーが「これは本当に仕事なのか」と疑問を持つまで、誰も立ち止まらなかった。

02_APPROACH

判断が必要な作業はひとつだけだった。「これは自社への問い合わせか、営業メールか」——その分類だけだ。GASで info宛フォームメールを定期取得してスプレッドシートに転記し、Gemini 2.5 Flash-LiteのAPIで6カテゴリに自動判別する構造で実装した。人材紹介・教育研修という自社事業への理解をプロンプトに組み込み、「採用を強化したいので話を聞きたい」という見込み客と、「協業」を装った営業メールを正確に分類できる設計にした。200人のメールボックスに届く必要はない。人間が判断すべき案件だけが、担当者に届く。

03_RESULT

システム稼働後、社員がフォームメールを確認する必要はなくなった。問い合わせは担当者に直接届き、営業メールは誰のメールボックスにも届かない。200人が毎日繰り返していたメールチェックと振り分け作業は、構造ごと消去された。「気が利く」社員の時間は、本来やるべき仕事に戻った。

BEFORE
フォームメールが200人に一斉配信。各自が確認・判断・振り分けを繰り返す
AFTER
AI判定で自動分類。問い合わせのみ担当者へ・営業メールは誰にも届かない
BEFORE
問題として認識されないまま、200人が無意識にコストを負担し続けた状態
AFTER
開発費¥70,000 / 5日で本番稼働・200人分の振り分け作業をゼロに

SYSTEM_ARCHITECTURE

processContactFormEmails() // 時間トリガーで定期実行・未処理メールを自動取得 → GmailApp.search() // info宛フォームメールを検索・重複処理をIDで防止 → extractValue() / extractRange() // メール本文から属性・会社名・氏名・内容等を構造化抽出 → spreadsheet転記 // 13項目をスプレッドシートに自動書き込み → thread.addLabel() // 処理済みラベルを付与・ログシートに記録 runAiClassification() // 未判定行をGemini APIで自動分類 → categorizeContentAI() // Gemini 2.5 Flash-Liteで6カテゴリに判定 // 自社サービスへの問い合わせ / 採用応募 / クレーム // 協業提案 / 営業(売り込み) / その他 → sheet.getRange().setValue() // 判定結果をスプレッドシートに書き込み // トリガー構成 時間トリガー(定期実行) // フォーム送信 → 自動取得 → AI判定まで無人で完結
> START_CONSULTING _