# Report

immedio閲覧データ×顧客マスタ統合システム

「メールアドレスで検索してから電話する」という工程を、構造ごと消去した。

アポイント率 43%UP
開発期間 1Week
開発費用 ¥100,000

01_BACKGROUND

immedioは、資料を送った見込み客が「何分閲覧したか」「何ページまで読んだか」を把握できるサービスだ。インサイドセールスがその情報を見て架電すれば、見込みの高い顧客に絞ったアプローチができるはずだった。ところが、immedioからエクスポートできる顧客データはメールアドレスのみ。架電するには、メールアドレスをコピーしてSalesforceに貼り付けて検索し、会社名・氏名・電話番号を確認してから、ようやく電話をかけられる。閲覧データという精度の高い情報を持ちながら、電話一本かけるまでに余計な工程がいくつも挟まる構造だった。その手間が積み重なり、ツールはほとんど使われなくなっていた。

ツールの価値はあった。使われない構造になっていただけだった。
メールアドレスがあれば検索できる。だから、検索して電話すればいいだけだと、全員が思っていた。

インサイドセールスのメンバーも、マネージャーも、事業部長も、誰もこの問題を仕組みとして捉えなかった。「メールアドレスがあればSalesforceで検索できる。検索して電話をしろ。せっかくあるんだから活用しろ」——そう言うだけだった。工程の多さが活用を妨げているという認識はなく、活用しないのは個人の意識の問題だと結論づけられていた。

02_APPROACH

問題の構造は明確だった。immedioのCSVと顧客マスタを突合すれば、メールアドレスを介して会社名・役職・氏名・電話番号・直通番号を紐づけられる。さらに閲覧時間の長い順にソートすれば、優先順位まで自動で決まる。実装はGASをコアとし、Drive API・Slack Webhookと連携させる構造で行った。CSVを作業フォルダにD&Dするだけで、マスタ照合・ソート・スプレッドシート生成・Slack通知までの全工程が自動実行される。ISメンバーに求められる操作はゼロだ。SlackにURLが届いたら、スプレッドシートを上から順に架電するだけでいい。

03_RESULT

システム稼働後、ISメンバーがSalesforceを開く必要はなくなった。閲覧時間・閲覧ページ数・会社名・役職・氏名・電話番号・直通番号が優先順位つきで揃った状態で、Slackに届く。「検索して電話をしろ」という指示は不要になった。余計な工程は構造ごと消去され、immedioの価値が初めて機能するプロセスに変わった。

BEFORE
メアドをコピー→SF検索→情報確認→架電の多工程
AFTER
SlackのURLをクリック→上から順に架電するだけ
BEFORE
閲覧データがあるのに、ほとんど活用されていない状態
AFTER
アポイント率43%UP・資料ダウンロード見込み客への架電が本格稼働

SYSTEM_ARCHITECTURE

processCsvAndMergeData() // CSVを作業フォルダにD&Dするだけで全工程が自動実行 → masterMap.set() // 顧客マスタをメールアドレスをキーにMap化 → bodyRows.sort() // 閲覧時間(D列)の降順でソート・優先順位を自動付与 → masterMap.get(csvEmail) // CSVのメアドでマスタ照合 → 会社名・役職・氏名・TEL・直通を挿入 → SpreadsheetApp.create() // 結合済みスプレッドシートを自動生成・出力フォルダへ移動 → file.moveTo(processedFolder) // 処理済みCSVを別フォルダへ自動移動 → sendSlackNotification() // 完成したスプレッドシートのURLをSlackに即時通知 // トリガー構成 Drive監視(手動起動) // CSVをフォルダにD&Dするだけで実行。追加操作は不要
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