# Calendar

講師空き日程調整システム

営業が毎回数十分かけていたカレンダー目視確認を、構造ごと消去した。

工数削減 99.9%
開発期間 2Weeks
開発費用 ¥150,000

01_BACKGROUND

研修の営業担当者が顧客との商談をまとめると、次のステップが発生する。登壇可能な講師と候補日程を顧客に提示するための、空き確認作業だ。顧客から「この日にやりたい」と特定日を指定されることもあれば、「〇月中に」という月単位の条件で来ることもある。どちらのケースでも、担当営業は対象講師のGoogleカレンダーを一つひとつ開き、目視で空きを探す。講師が複数いれば、その分だけ作業が繰り返される。商談が決まるたびに、数十分の事務作業が発生する構造だった。

商談をまとめるたびに、数十分の事務作業が営業の時間を削っていた。
現場の営業には、疑問すら浮かんでいなかった。それが仕事だったから。

新たに営業マネージャーに就いた執行役員が、担当営業の作業を見て違和感を覚えた。「すごく無駄なことをやっているような気がするんですが、どうにかなりませんか」——その一言が、この開発の起点になった。現場にいる人間には、それが「仕事のうち」として染み付いていた。外から見た人間だけが、構造的な無駄として認識できた。

02_APPROACH

業務フローを分解すると、判断が必要な作業は「顧客との日程交渉」だけだった。その前工程——「どの講師が、いつ空いているかを調べる」という作業は、Google Calendar APIのFreebusy照会で完全に自動化できる。実装はGASをコアとし、Calendar API・日本祝日カレンダーとを連携させる構造で行った。特定日指定と月単位検索の2モードを実装し、複数講師を一括照会。月検索では土日・祝日を自動判定して赤字表示し、そのまま顧客への提示資料として使えるアウトプットを出力する。スプレッドシートを開かなくても操作できるよう、Webアプリとしても実装。誰でも直感的に使えるUIを提供し、ツールへの習熟コストを消去した。

03_RESULT

システム稼働後、担当営業がカレンダーを開く必要はなくなった。条件を入力して実行するだけで、全講師の空き状況が瞬時に出力される。商談のたびに発生していた数十分の目視確認作業は、構造ごと消去された。営業が集中すべきことは、顧客との交渉だけだ。

BEFORE
商談のたびに数十分のカレンダー目視確認
AFTER
条件入力・実行のみ。空き確認は0分
BEFORE
講師数×案件数ぶん、作業が線形に増加
AFTER
何人でも・何件でも、照会時間は変わらない

SYSTEM_ARCHITECTURE

checkAvailableInstructors() // 実行 → 全講師の空き状況を一括照会 → freebusyBatch_() // Calendar API Freebusy で複数講師を同時照会 → isWeekend_() / isHoliday_() // 土日・日本祝日カレンダーと自動照合 → buildRichTextWithColoredDates_() // 土日祝の日付を赤字で視覚的に出力 // 2モード対応 日付指定モード(A2:G10) // 特定日×時間帯で空き講師を即出力 月検索モード(A12:G12) // 「yyyy年M月」入力 → 月全体の空き日を講師別に列挙 // Webアプリ化 index.html // スプレッドシート不要・ブラウザから直接操作可能なUIを提供
> START_CONSULTING _