「AIにコードを書かせれば、プログラミングができなくても
システムが作れる」

これは、本当のことです。
私自身、プログラミングの経験がほぼゼロの状態から、
GASとAIを組み合わせて、実際に動くシステムを作っています。

ただし、条件があります。

「何を作るか」を、自分が決められること。

ここを勘違いしたまま「AIに丸投げすれば何でもできる」と
思っている人が、かなりいます。

試しに、AIにこう伝えてみてください。

 新商品の販売システムを作って。
 情報収集から、広告配信、フィードバック取得、修正まで全部。

何が起きるか。

AIは聞いてきます。
「どのプラットフォームに配信しますか?」
「ターゲットは誰ですか?」
「予算はいくらですか?」

全部、こちらが答えなければ、先に進めない。

これは、AIが馬鹿だという話ではありません。
目標だけを渡して、手段を自分で設計して、
実行まで持っていく能力が、今のAIにはないという話です。

では、何があれば機能するのか。

要件定義です。

「何を作りたいのか」
「誰が使うのか」
「どんな操作で、何が起きてほしいのか」
「エラーが起きたときはどうするのか」

これを自分で言語化できる人間が、
AIにコーディングをさせると、驚くほどのものが作れます。

逆に、これができない人間がAIにコードを書かせると、
動いているように見えて、実は動いていないものができあがります。
エラーが出ても直せない。質問されても答えられない。

AIを使いこなせる人間と使いこなせない人間の差は、
コーディングスキルではありません。

「何を作るかを、自分で決められるか」です。

私がAIコーディングで大事にしていることは、
コードを書き始める前に、仕様をガチガチに固めることです。

曖昧な入力からは、曖昧な出力しか生まれません。

これはAI以前の話で、仕事全般に言えることかもしれません。
AIの登場で、その能力の差が、
これまで以上に、結果に直結するようになっただけです。