今日は、『複雑な話を体系的に伝える方法』について、
書いてみたいと思います。

このスキルは、以前、

 顧客をひきつけるプレゼン力

という、セミナーで以前教わったものです。

セミナーは、『顧客をひきつける』というタイトルですが、
営業に限らず、社内でお話するときや、
文章を書くときにも使える手法だと思いますので、
よかったらご覧ください。

※今年の新入社員を含めた若手社員に仕事をやらせるときには、
 ○○をしなさい、だけでなく、意図とか価値とか理由とかも、
 一緒に伝えるほうが良いと言われています。
 一緒に伝えるときに、使えそうなスキルと思います。

複雑な話を体系的に伝えるポイントは5点あります。

1)冒頭に、いくつのことを話すのか提示する

複数の事柄について話す時には、
最初にいくつのポイントがあるか伝えると、
聞き手は、「相手が言おうとしていることは、○点なのか」
と準備ができます。

例)「この商品の特徴は3つあります」

2)ボディランゲージを添える

聴覚だけでなく、視覚の情報が加わると、
理解しやすくなります。

例)「3つあります」と言いながら、指を3本立てる。

3)話が変わるときに、何について話すのか、『テーマ』を先に言う

テーマを提示されることにより、聞き手は【聞く焦点】が絞れます。
 ⇒わかりやすい
逆に、最初に何も言われないと、聞きながら判断しなければなりません。
 ⇒わかりにくい

例)「ひとつめに・・・についてお話します」
  「ふたつめのお話は・・・についてです」

4)必要ならば、最後にまとめる

たくさんのことを話すと、何を話されたのか混乱する可能性があります。
3点以上話したら、最後にまとめると誤解なく伝わります。

例)「以上のように、この製品の特長は、1~~~2~~~3~~~
   ということになります」

5)1文1意味

文字通りですが、ひとつの文章で、ひとつのことだけを伝えます。
ひとつの文章に複数の事柄を詰め込むと、わかりにくくなります。
『わかりやすい話』とは、『分かれている話』のことです。

わかりやすい文

「このプリンターはトナーセーブ機構がついております。
 エンジンは新設計の高速型で、
 1分間で25枚アウトプットすることができます。
 また、省エネ設計なので、電気代も従来型に比べると10%節約できます」

わかりにくい文

「このプリンターはトナーセーブ機構がついており、従来型に比べると
 約20%トナーが節約できますし、1分間で25枚アウトプットすることが
 できる最新型高速エンジンを搭載した省エネ設計で、
 電気代も10%節約できます」

以上の5点です。

冒頭で、「文章を書くときにも使える」と書きましたが、
このメールも、この法則にのっとって、書いてみました(笑)。

雑談をする時には、必要がないとは思いますが、
『○○について話す』と決めて、準備してお話するときは、
このような方法も試していただいたら面白いと思います。

ところで、それほど難しい理論をお伝えしているわけではないので、
こういったお話を社内で共有すると、
もしかしたら、ご存知の方がいるかもしれません。

実際に、セミナーでも、『知っている』という人は、
何人もいました。

が、ロープレをしてみると、『できている』人は、わずかでした。
『知っている』けれど、『できていない』人がほとんどなのです。

「そんなの知っているよ」という顔をしている方がいらっしゃったら、
『できるかどうか?』ロープレなどで確かめていただくと、良いと思います。

『知っている』が『できていない』ことに気づくのは、
非常に大切なことだと思いますので・・・。
最後の一文は、自戒の念を込めて。。。