『ウチの社員は、本を読まないんだよ』
『この本いいぞ、と薦めても、読む気配がないんですよ』
『学校卒業したら、勉強しなくて良いと思っているみたいですね』

こういうお話、よく伺います。
御社では、いかがですか?

そんな人たちも本を読むようになるノウハウを今日はお伝えします。

結論から申し上げると、

 単純ですが、本の一部をコピーして配布し、
 一緒に読む時間を作ること

です。

ところで、こんな話をすると、役員や社長から怒られるかもしれませんが、
社員教育の会社という看板を背負っているジェイックでも、
本を全く読まない社員がたくさんいました。

幸い、私が所属していた教育事業部のメンバーは、
新卒も中途も、入社をするとすぐに、数十冊の本を読み、
レポートを提出することを義務付けられています。

先輩社員も本を読んで学ぶ姿を見せるので、
自然と本を読む習慣がつきました(私も月間10冊は読んでいます)。

しかし、他の事業部の、特に営業マンの中には、
ほとんど本を読まない、という者が何人もいました。

ただ、本を読まないメンバーはやる気がなかったわけではありません。
事実、営業ロープレを早朝や深夜に自主的にやっていました。
(もちろん、残業代など1円も請求せずに、です 笑)

本を読んで、仕事のヒントを得る私としては、
そんなに一生懸命仕事に取り組んでいるのに、
どうして本を読まないのか不思議で、彼らに質問してみました。

すると、

 本を読んでも、役に立つ気がしない。

 自分とは状況が違うので、すごいかもしれないが使えない。

 ロープレをすれば、その分、営業力が上がるので、
 どうせなら、そっちに時間を使いたい。

と考えていることがわかりました。

 読書 = 仕事に直結しない ⇒ やる価値がない…
 ロープレ = 仕事に直結する ⇒ やる価値がある!

という論理です。
もったいない食わず嫌いです。
この傾向は、若ければ若いほど、顕著に表れるようです。

御社にも本を読まない方がいらっしゃれば、
同じような感覚を持っているかもしれません。

そこで、まずはじめに、

 『本を読むこと』が仕事に役立ち、やる価値がある!

と教えると良いと思います。

私の周りで実施した、その具体的な方法をご紹介します。

1)事業部会議やチームミーティング、営業会議などで、
  30分ぐらい時間をとる

2)自分が読んで、良かった本の一部をコピーする

3)その場で一緒に読む

4)メンバー同士で意見交換をする
  ○自分の仕事に応用できることはないか?
  ○ウチの会社で活かすことはできないか?

5)解説する
  この本を読んで、会社で取り入れたこと、実施しようとしていること
  この本を読んで、自分が実行したこと

特に、5)解説する を実施することで、

 「本を読むと、こんなアイデアが出るのか!すごいな!」
 「面白そうかもしれない」
 「本は自分の仕事に役立つかもしれない」

と価値観が変わると思います。

実際に、生まれてから30年間、教科書以外は3冊しか
読んだことがない、と言っていた営業マネージャーが、
月間3冊、コンスタントに本を読む読書家に変わりました。

今は、ドラッカーや戦略の本を読み漁っています。

良かったら、お試しください。